真実と虚偽は、言葉の属性であって、物事の属性ではない。そして、言葉がないところには、真実も虚偽もない。
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第9回モンド王座、優勝者の栄光に輝いたのは、泣き虫マーメイド・魚谷侑未プロでした~88888888888888888888888
実に良い腹の据え方で、良いイキっぷりも見れて、みなさん納得の優勝じゃないでしょうかね^^
まぁ~男性プロならソレはイって当然と思って見ているだろうから、こういう評価の仕方をすること自体が実は失礼なことなのかもしれないが、いや、気持ちの良い闘いっぷりだったなぁ~。
第2戦を終えてマイナス80ぐらいの4番手。トップを走る滝沢プロがプラス75ぐらい持っているので、結構キツイ状況になっていたわけですが、ワタクスはその第2戦の放送を観終えた時、魚谷プロが優勝するような予感がしたのです
というのも、対局終わりのインタビューで、大体そういう状況になった人って「あとはもう攻めるしかないんで…」的なことをいう人が多い中、魚谷プロは「攻めて攻めてもあるんですけど、でもやっぱり麻雀なんで、しかっりと打ちたいと思います。」的なことを仰ってたんですね。これを聞いて、麻雀との向き合い方、姿勢、そしてタイトルを賭けた決勝戦というものへの理解、色んなファクターでプラスを持ってる人なんだなぁ~と改めて実感させられ、こういった結末が予感したんですよねぇ~その瞬間。
いや~さすがだなぁ~。さすが俺の読み、感性は鋭いよねぇ~ って、自画自賛の方かいヾ(-д-;)ぉぃぉぃ ww
一方、第4戦南4局全員聴牌の煮詰まった状況下で競り勝ち、魚谷プロから3900を出あがった滝沢プロ。
続く一本場には滝沢プロの優勝条件は伏せてもOK、他3者は全員跳満ツモ条件と、圧倒的有利な立場からの捲くられ、準優勝止まりほせぇ~
いや、細いだけで済ませてはいけない。最後の選択には議論の余地ありではないだろうか?
南4局一本場、ドラ9s。
9巡目、近藤プロ聴牌。ただ、ドラの無いチートイツでリーヅモ裏裏条件となってしまう。横広の手牌でも3割ほどの期待しかない裏を、7種か持ち合わせぬチートイツで期待とするには相応しくない舞台。故にまだ我慢して、ドラをひいて完全な条件を充たしたところでリーチといくのが自然かなと。もちろん、目に見えてドラが3枚見えた、残りツモが一回、そういう状況下になったら裏裏期待だろうがほぼこの一局勝負なわけだからいって然るべきだとは思いますが。で、近藤プロの選択もしっかりダマで、まだ機を待つと。
11巡目、前原プロ聴牌。【345789s六六七八九m⑦⑨p】三色ドラ1のカン⑧p待ち聴牌。条件を満たすにはリーチツモと、後1ハン一発か裏ドラが必要。
この一局勝負なのはほぼ間違いない状況。ピンフをつけての条件を完全に充たしたフリテンリーチといくなら3s切って36sか5s切って25sかって選択になるんだろうが、結構その辺は切れちゃってるし、先にそっち来ても条件充たす変化とはならず、絶対的に⑧pツモを必要とした上で更にもっかいフリテンリャンメンツモに賭けるぐらいなら、一発か裏に賭けたカン⑧pでリーチといく方が現実的に優勝を狙った闘い方だと思うんですが、前原プロの選択はダマと。それだけこの舞台を重く受け止めているということか。
16巡目、魚谷プロ聴牌。【②③④⑤⑥⑦⑦⑧⑨⑨⑨中南 ツモ‐⑥p】。リーヅモメンホンで後1ハン必要だが、魚谷プロは南家なので残りツモ2回のこの状況ならば、必ず一発か海底が絡んで条件クリアとなると。そして単騎の待ち選択はもうこの手牌に残った2枚のどっちかでGOするしかないわけだが、南は場に2枚で地獄待ち、中は生牌、普通の手で全員がアガリに向かってきている状況下であれば、地獄待ちの方が山にあるだろうと考えこの腹の据えどころでは選択し易い牌ではあるが、滝沢プロがもうヤメて伏せ準備に入っているので南を持っている可能性も十分考えられると、魚谷プロの選んだ待ち牌は中!しっかり考えてるし、センスも抜群の選択ですよね!
同16巡目、前原プロが②pモギリー!残りツモ一回なので、ツモれば一発がついて条件クリア!!!
…が、山0
まぁ~それはさておき、その前原プロを切った②pを滝沢プロは鳴けば一発を消せる状況。ついでに魚谷プロの海底も消せ、海底の回る近藤プロはハネマンツモ条件でリーチを掛けていないという状況。魚谷プロはちょうど聴牌してリーチときた感じだったので一発や海底が必要な手牌なのかは分からないが、前原プロに関しては聴牌した時の長考してる感じ、その後もリーチしたそうにしている感じ、で、この巡目でリーチときた事実、一発か裏が必要っぽいリーチであるのは大体分かるんだから、消せるものは消した方が完全にいいですよね、これ?そして魚谷プロの手牌が染め手であることは分かってるんだし、チンイツだったりホンイツでも他に役が絡んでたら一発消し&海底ずらしに意味は無いが、ドラ色でもない染めなんだし、リーヅモメンホン+1ハンを欲してる可能性を否定する材料は特にない。鳴いてツモ番が一回増える近藤プロはさっきも書いたがハネツモ条件で唯一リーチときてない相手。リーチときてる人間のツモ回数に変わりは無いんだし、鳴いてツモられることもあれば鳴かずにツモられることだってあるわけで、ここでの②pチーするしないの比較だとするの方が完全にメリットがあると思うんですが、滝沢プロの選択は…スルー。
で、結果は魚谷プロの一発ツモで劇的な逆転優勝、劇的なハンサム捲くられと。
この新鋭プロ代表決定戦の時は②p切っちゃって、結果、アーヤッチャッタヨー
そして今回は②pスルーで、結果、アーヤッチャッタヨー
理屈でも鳴いた方がいいと思うし、オカルト的にも手を組んでいない自分に最後2軒リーチが入った状況で鳴ける牌が出た意味をしっかり受け止めないとね。 w
いやね、結果はまぁ~結果でしかないからあれだし、鳴いてここでの一発ツモは回避したとしても、残りツモ一回あって山にも1枚残っててなんで次でツモられても裏が1枚載ってたのでやっぱり逆転負けなんだけどさ、そういうことじゃないじゃん。やるべきことをキチンとやった上で負けたなら視聴者としても納得だが、やるべきことをやらずに逆転負けって、なんか全然スッキリしねぇ~( ゚д゚)、ペッ
折角全員が場を高めていって緊張感のある見所ある決勝最終戦に仕上がってきてたのに、せっかく魚谷プロが麻雀としっかり向き合いしっかり打った結果の劇的な逆転劇を魅せたというのに、ハンサムのせいでモヤっとするぜお(´・ω・`)
かつて忍者もなんかのコラムで一発でツモられたら相手を褒めようじゃないか的な一発消しを否定するようなことを書いてたし、ああいう②pを鳴かないってのが連盟上層部の麻雀に対する総意的考え方なのかもしれないけど…ねぇ?
あれヒサトpも鳴かないのか、今は無き激突麻雀講座があれば是非とも聞いてみたいっすわ(´・ω・`)
てか、それはそうとだ、最強戦の女流代表決定戦を制した魚谷プロがモンド王座獲ったってことは、去年の新鋭代表枠的なことになって女流代表決定戦準優勝者が繰り上げファイナル進出じゃ~ん!!!!
てか、代表決定戦やったものと被る分には問題無いが、瀬戸熊プロが今年も十段戦勝つから鳳凰位枠と十段位枠でかぶっちゃうじゃん…。この場合はどっちの2位が出れるんでしょうねぇ~?
ぷり