「麻雀プロリーグ」とは1年にわたり繰り広げられるプロ雀士によるTV対局最高峰のリーグ戦。
「女流モンド杯」(女流雀士限定)、「モンド杯」(50歳未 満男性)、「名人戦」(50歳以上男性)の3タイトル戦を開催し、各シリーズ優勝者と前年度のグランドチャンピオン(「モンド王座決定戦」優勝者)の4名 により、最終決戦対局「モンド王座決定戦」にて本年度のグランドチャンピオンを決する。
MONDO麻雀プロリーグ 15/16 season
http://tb-mah-jong.mondotv.jp/
■対局シリーズ
「女流モンド杯」(女流雀士限定)
人気実力ともに兼ね備えた女流プロ8名が意地とプライドをかけて戦う対局シリーズ。全16戦(予選14戦、決勝2戦)
「モンド杯」(50歳未満男性)
新進気鋭の若手プロ8名の中から最強雀士を決める対局シリーズ。全16戦(予選14戦、決勝2戦)
「名人戦」(50歳以上男性)
百戦錬磨のベテランプロ8名による円熟の技と巧みな心理戦による個性溢れた対局シリーズ。全16戦(予選14戦、決勝2戦)
「モンド王座決定戦」
各シリーズ優勝者3名に前年度グランドチャンピオンを加えた4名により、本年度のグランドチャンピオンを決める対局シリーズ。(決勝4戦)
~ 女流モンド杯 歴代優勝者 ~
第1回 清水 香織
第2回 茅森 早香
第3回 山口 まや
第4回 宮内 こずえ
第5回 崎見 百合
第6回 和泉 由希子
第7回 宮内 こずえ
第8回 和泉 由希子
第9回 石井 あや
第10回 魚谷 侑未
第11回 高宮 まり
第12回 魚谷 侑未
≪第13回女流モンド杯 出場者≫
第13回女流モンド杯 予選第1戦
対局者:(起家から)
宮内 こずえ
和泉 由希子
和久津 晶
高宮 まり
実況:土屋和彦
解説;梶本琢程 ゲスト解説:魚谷侑未 (ディフェンディング)
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東場を終え、各プレイヤーの持ち点は・・・
宮内36,3 和泉26,7 和久津1,0 高宮36,0
テンパイまではいくものの、ぶつかっては負け、ぶつかっては負けで持ち点僅か100点。
しかし南1局。得意のオヤジ系リーチ(DLT)カン③p待ちで先制リーチを放ち、好形の一向聴形で状態差を加味して押し切れなかった和泉から③pがオリ打たれ、リーチドラ1の2600のアガリに!
これにて4者にアガリが生まれ、ここからが本当の勝負開始か!?
南2局。ドラ發。
親番和泉が10巡目にテンパイ。
四四五五六六③③④⑤⑤66
タンヤオニ盃口、ダマでも満貫ある手だが、待ちの④pは場を見てもダマにしていれば特別出そう…とかいった牌というわけでもない。
親番でもあるし、ツモって6000オールをひきに、リーチを掛けて18巡目までツモアガリ抽選を受ける選択肢もあるだろう。
出アガリの可能性を下げたくないから、あくまでもこの手はヤミで狙い続けるといった選択肢もあるだろう。
⑦p切ってて①pが場に3枚切れなんでリャンメン変化を待つという選択肢は無いだろうが、良さげな牌をひいた時におもむろにチートイでリーチにいってみるのも面白いかもしれない。
そんな数ある選択肢の中から和泉が選んだのは、ヤミに潜むことだった。
同10巡目宮内。
三四③④⑤22478中中發 ツモ發
ドラの發が重なり、まだ2シャンテンながら一気にチャンス手へ。
もしも和泉から親リーが入った場合、果たして現状トップ目でどこまで押せていたんだろうか?取りあえず現物の中トイツ落としという選択で様子見となっていたのだろうか?そんなことを思わせる、この局の結末。
③④⑤發發中中 ニmチー三四 2sポン22 ツモ中
チャレンジマッチから這い上がってきた宮内が、この初戦トップをぐっと近づけるツモドラ2、1300・2600のアガリをモノにした。
一方、和泉はどうだろうか?このアガリ形を見せられて、リーチだったか…と心は揺れていないだろうか?
結果はどうあれ、損か得かはさて置き、しっかり意思を持ってダマにしていたならば、この結果に揺れることもないだろうが、もし、これが迷いの中で選んだ選択でのこの結末だったとしたら…
南3局 ドラ④p
8巡目、親番和久津がリーチのみながら、36s2s待ちで先制リーチ。
それを受けての宮内、同8巡目。
③④④④⑤⑤⑥⑧11678 ツモ⑦p
ドラを切れば③⑥⑨p待ちの平和ドラ2テンパイ。南3局トップ目でラス目の親リー、⑨p3枚切れ、ひよる要素は多分にあるが、叩きどころを識るオンナ宮内こずえは親リーの一発目だが一番強く、ドラを叩き切ってのリーチと出る。
ドラ色ながら場に安いピンズ待ち、そして和久津と自分の状態差、後押しするものも多分にあるのである。
が、ここでのアガリルートはなんと③p切っての1sと⑤pのシャンポン待ちだった宮内。ツモ⑤pで一応アガリ逃し。ドラ切り追いかけを選べる打ち手の方が強いと思ったんだけどなぁ~…やっぱ麻雀にガレナーなんてなかったんや… w
そして一応とはいえ、アガリ逃しがあったということは、そう、親っかぶりを助かった和久津のアガリになるんですねぇ~麻雀ってヤツは。リーヅモの1000オール。
南3局1本場 ドラ⑦p
宮内が2副露でトイトイテンパイ。直後、この半荘3番手の和泉にもテンパイが入る。平和ドラ1高めイッツー。勝負手に仕上がった。
四五六①②③⑤⑧⑨46西西 ツモ⑥p
このイーシャンテン形変化で、私なら三色の方を選んでいただろう。⑦pが2度受けになっており、5sがズッポシ入れば高め三色、安めドラというどっちに転んでもまぁいいでしょうといった感じの理想形が見えたからだ。
しかし和泉はピンズと心中の道を選び、見事もうひとつの理想形、平和イッツードラ1or平和ドラ2の④⑦p待ちテンパイに仕上げたのだ!
もしも4s6sを残していた場合、三色も崩れ、待ちの5sは親番和久津が暗刻持ち、絶望しかなかっただけに、このコースをしっかり選べた和泉のアガリにこの局はなるだろう。
和久津が4mポンと仕掛け、五八m待ちテンパイを入れる。が、この待ちが激薄くん!やはりこの局は和泉がアガ・・・あっ∑(゚Д゚)
宮内、安めながら3sをツモりあげ、トイトイのみテンパネの700・1300のアガリをモノにし、この局を制した。
・・・ま、まぁアレだよね、そう、南2局に出来た宮内と和泉の関係性がここで出たっていうパターンのガレナーだよね、こ、これは…ハハハ www
南4局 ドラ西
9巡目、宮内がカン8s待ちの役無しテンパイ。これをダマからの、11巡目リャンメン変化してリーチ!58s待ち。
トップ目リーチを受けた親番高宮。ハネマン打っても着落ちしないし、トップが偉いオカ有りルールなので、まだ2シャンテンながら、ここは猛撃プリンセスの真骨頂、フルゼンツが見れることでしょう!
と思ったら、五六③⑤⑤⑦⑧123466 ツモ1sで③p切っちゃったよ…。あれれ?
というわけで、結局親番高宮はテンパイ取れず。そして山ザクだった8sを海底でツモあがる宮内。この半荘のトップを決めた。
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【結果】
宮内 47500 【+57,5】
高宮 30900 【+10,9】
和泉 17700 【-22,3】
和久津 3900 【-45,1】
前回予選敗退となり、チャレンジマッチから這い上がってきた宮内プロがこの開幕カードでトップ。ほっと一安心でしょうね
~ 次回予選第2戦 ~
茅森早香 × 愛内よしえ × 二階堂亜樹 × 二階堂瑠美
ゲスト解説:高宮まり
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