第9回MONDO名人戦 ♯9

母集団の多くの選手がとる戦略によって、その時とるべき最適戦術は変わる。

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MONDO麻雀プロリーグ 14/15 season

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「第９回モンド名人戦」 予選第９戦

対局者：

小島武夫 × 沢崎誠 × 荒正義 × 金子正輝

実況：土屋和彦　　　解説： 馬場裕一

ゲスト解説：魚谷 侑未

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起家～　　ふが　ぬこ　まむ　あら

東１局　ドラ②ｐ

４巡目、小島。

ニ三四⑤⑤⑥⑧⑧２６６６中　ツモ五ｍ

東発で、親番で、この手牌。タンヤオは付けたいし、切るなら中って人が殆どかな？

好きな牌が中だからどうしても切りたくないってなったとしたら、

くっつきとしては３ｓビキしかリャンメンにならない２ｓ切り、伸ばすポイントとしてはマンズに絞って【ニ三・四五・⑤⑤⑥・⑧⑧・６６６】の５ブロック構想として、先にピンズでメンツが出来たらマンズとピンズのくっつき待ちシャンテンになると。そんな感じか、

もしくはピンズをリャンメン固定して、５ブロック目はマンズか２ｓ回りかって見る打⑤ｐか、

まぁ候補としてはそんなところでしょう。まぁいうて中切るけど。

しかし小島の選択は打⑤ｐ。おじいちゃん特有のリャンメン固定大好きな一面を見せつけていくスタイル。

次巡④ｐひいて打中。ほら～中切っておきゃピンズ④⑤⑤⑥の良いくっつきになってたのにさぁ～もう～おじいちゃんったら(｡・ε・｡)

更に次巡、ツモ③ｐ。ほらほら～～ここでタンヤオの④⑦ｐ待ちで親番６巡目先制リーチが打ててたのにさぁ～もう～おじいちゃんったら(｡・ε・｡)ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

８巡目、ツモ⑦ｐ。ほらほらほら～～～ここでメンタンツモの２０００オール、裏１のりゃ４０００オールだったのにさぁ～もう～おじいちゃんったら(｡・ε・｡)ﾌﾟﾝｽｶﾌﾟﾝ

おっと、ここで小島、⑧ｐ切ってのニ五ｍノベタンリーチではなく、ニｍ切っての②⑤⑧ｐ待ちのフリテンリーチを選択。三面待ちと言えば聞こえはいいが、自身で３枚使いで、自分の河にも１枚あって、実質リャンメンなフリテンリーチ、良い待ち取りとは言い難い。

しかしだ、他の速度が全然間に合ってなさそうなら、先制親リーの抑えつけ効果を使用しつつ、高めツモで裏はなくとも４０００オールというアガリのある待ち取りをするのは全然有りなわけだ。

１２巡目、ツモ②ｐ。さすがミスター麻雀・小島武夫、きっちり親満に仕上げましたよアップ

裏は乗って無いからこれが最速の４０００オール手順とかｗ　サーセンｗｗｗ

だけどさ、解説席に“小島先生”がいらっしゃったら、「何があるかわからんよなぁ～素人は。ガッハッハ」って笑われちゃうんじゃないかな～？ｗ

東１局１本場　ドラ⑧ｐ

メンホンテンパイを入れる荒。待ち取り選択の２択を外し、アガリ逃し。

親番小島も終盤タンヤオ三色のテンパイ。海底一個前のツモで生牌の東をひくも、ツモ切ってテンパイ維持。

これを見た荒は激おこぷんぷん丸でダイミンカン！

…いや、実際は単純にツモアガリ抽選を受けにいっただけですけどねｗ

しかしリンシャン牌は①ｐで結果は流局。

ダイミンカンした後、カンドラも捲らず、ツモもリンシャン牌ではなく通常のツモからひこうとしてた辺り、やっぱ荒さん“おこ”で頭に血が登ってたのかな？ｗｗｗ

東１局２本場　ドラ５ｓ

１３巡目、小島が①④ｐ待ちテンパイ。ただし、安定のフリテンくん。

１５巡目、⑤ｐがカンツになり、②ｐ切って中筋ひっかけのタンヤオのカン④ｐにも取れたが、小島の選択は⑤ｐアンカン、そしてリーチ！フリテンリーーーチ！！！

そして自分で５巡目に切ってる①ｐをツモアガり、カンドラ１枚と、ヘッドにカン裏まで乗せちゃって親満Σ(=°ω°=;ノ)ノ

またも唯一の親満手順を見せつけられましたよ、小島武夫のフリテンリーチに！なんという若々しく力強い麻雀を打つんだ、小島武夫！御歳７９歳・・・あんぐりしゅしゅごい

東１局３本場　ドラ⑨ｐ

先制は金子。５巡目リーチの３６ｓ待ち。

これに対して小島、イーシャンテンからメンツが崩れる唯一の現物二ｍを切って受けに回る。解説席に森山会長が居たら怒られるヤツですよね、状態良いのに降りちゃダメだってｗ

１５巡目、テンパイ復活の③⑥ｐ待ちで追いかけリーチ！けどさ、その入り目はまっすぐ行ってたらツモアガリだった牌なわけで、これでアガリ逃すと森山会長から２時間説教コースですよ～ｗ

あぁ～っと、直後金子が高め３ｓをツモアガリ、メンピンツモペコの１３・２６の３本付け。

これキッカケで今度は金子プロのターンが始まっちゃうと、森山会長から小島先生への説教は４時間コースですよねぇ・・・(((( ;°Д°))))　ｗｗｗ

東２局　ドラ東

親番金子、イーシャンテンでドラ切り。そして直前に重ねた小島がこれをポン。これでツモ筋も金子のを喰い取る形になったし、この局の焦点は金子のドラの切り時・・・となるのか！？

しかし、最初に聴牌を入れたのは金子。タンヤオのカン７ｓ待ち。リーチにはいけず。

そして小島も終盤仕上がり、金子が場１の中を掴むもプッシュし、放銃。

東・中・ホンイツ・ドラ３、ハネマン！！！

入り目が８ｓだったらチャンタも付いて倍満だっただけに、金子さんもツイてるよねぇ～・・・って思えるか～(｡-ω-)_θ☆(ﾉ･⊿･)ﾉ　　ｗ

東３局　ドラ⑤ｐ

「ぬっこぬこにしてやんよ！」と８巡目にチートイリーチを放つ金子。

これを沢崎から討ち取り、裏は乗らずの３２００。

東４局　ドラ北

荒番の親、ドラ暗刻のくっつきから、９ｓと七ｍのシャンポン待ちテンパイが入り、即リーチ！

ここに追いついたのは小島。メンホン中の一ｍと六ｍのシャンポン待ちからの、四七ｍ待ち。

沢崎もタンヤオの④⑦ｐ待ちでテンパイ。

リーチ時点では山に４枚残っていた荒の待ち牌だったが、２人においつかれ、巡目も３段目に！？

１３巡目、ツモ６ｓで６ｓがカンツになる沢崎。６９ｓは通っていないので、やむなく暗カン。するとリンシャンから掘り起こしたのは、荒、小島、両者にロン牌の七ｍ！？

しかしここは親の現物四ｍを切ってスライドさせることで放銃回避・・・とはならない！？ならないのであ～る！！！小島がメンホンテンパイしているから～～アナタノコトガスキダカラ～～アップ

メンホン・中・一盃口、カンドラが三ｍで１枚乗って、跳満あせる

どっちに刺さっても１２０００て(￣□￣;)!!

三ｍ切りか、６ｓカンせずのみがテンパイ維持した状態での生還ルートであったが、どっちの牌も通ってないからムリムリムリ(ヾﾉ・x・`);

編集カット入っての南１局、南１局１本場と流局連チャンの小島。

南１局２本場　ドラ⑤ｐ

４者イーシャンテンの中、最初にテンパイを入れたのはチートイツの金子！７巡目、８ｓ単騎でリーチ！

しかし待ちに選んだ８ｓは山０あせる

そして８ｓヘッドの沢崎が８巡目に追いかけリーチ！⑥⑨ｐ待ち。

同巡、８ｓをメンツで１枚使っている荒もテンパイが入り、リーチ！沢崎と同じく⑥⑨ｐ待ち。

金子、またたく間にアガリ確率０パーセントにｷｬｰ

圧倒的有利は金子からの出アガリ頭ハネポジションの沢崎か！？

おおおおっと、いつもはリーチに引き気味の小島武夫が、この３軒リーチに東ポンで参戦！？テンパイ打牌で３者に無筋の４ｓを叩き切る！つええｗ

しかし小島の待ち、カン⑧ｐは山１。そして手変わると⑨ｐが出てしまうと。

小島、ドラの⑤ｐをひいて③⑥ｐ待ちへ変化。東ドラ１でプッシュしてたんだから、東ドラ２なら更にプッシュで⑨ｐ出るわな～と思いきや、ここでマンズに手を掛け放銃回避！？ピンズに相手の待ちを絞っての迂回ルートに入った～！！！

と思ったら、荒が⑥ｐツモアガリ。一番安いとこがアガっての親落ちならまぁいいでしょうといったところか。

南２局　ドラ東

６巡目、小島。ピンフの三六ｍ待ちテンパイ。ヤミ。

これに金子が放銃し、瞬殺で親落ちと苦しいぬこっちぐすん

南３局　ドラ五ｍ

荒が捌きに動きテンパイを入れる中、終盤親番沢崎もテンパイおいつきリーチでぶつける。待ちは一二三三三６６のシャンポンペンチャンの形。アガリを目的とするよりは、捌きに動いてる荒を止めて親権維持が目的のリーチ。

しかしこのリーチが、タンピンドラドラ高め一盃口の形でヤミテンに構えていた金子のリーチを誘発！？本手ダマからのモギリー追っかけ、こえぇぇｗ

そしてこれを安め一発ツモ！裏は乗らずでハネマン！！！

満貫親っかぶりが跳満親っかぶり（+リー棒付き）に化けた～ｗ

ぬこが押してきてるの分かってるから荒さんはリャンメンテンパイ中だけどカカンせずを選択してただけに、その辺も加味すると、まむたんもぬこ警戒でダマに構える手もあったのか！？難しいところですよねぇ～。殆どの人は荒止めリーチ打っちゃいますもんね。

南４局　ドラ⑥ｐ

小島71500　　金子19400　　沢崎-7700　　荒16800

發をポンしてヘッドレスイーシャンテンの小島。

しかしこの鳴きで、イーシャンテンの親番荒に、マンズが三面張になる七ｍ、そして絶好のカン③ｐが埋まっての二五八ｍ待ちの平和テンパイ。これはガレナー的に一発ツモか～！？

と思ったけど、編集入ってツモったのは三段目ｗ

しかし裏１乗っての２６００オールはデカイ！

逆にぬこは辛くなった。

トータル的に是が非でもトップが獲りたい半荘だったが、武夫タイフーンの前に２着やむなしと妥協案を受け入れる覚悟を決めていたところでの、このアガリ。そしてこの表情である。

２着までもが厳しくなるとなると、そりゃ泣きたくもなるわ shoko

南４局１本場　ドラ⑦ｐ

２着捲り返す条件を追って、苦しんで、苦しんで、苦しんで、ようやく辿り着いた三六ｍ四ｍの待ち。ただしフリテン。高め平和の付く三六ｍをツモあがれば、裏は乗らずとも条件クリアだ！

四五五五⑦⑧⑨４５５６６７　一発目のはツモ・・・五ｍあせる　惜しい！ｗ

しかしこの半荘のポイントが序盤に２度生まれた小島武夫のフリテンリーチにあるならば、このリーチはツモって裏１のオーバーキル満貫となるわけだ！

が、この半荘の結末は、終わらせに動いていた小島の中バックロン牌の中を金子が掴んで放銃。今シリーズ状態の良い小島先生と、状態の悪い金子プロの差がここでも出る結果となった。

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【結果】

武夫　　72200　　＋８２，２ｐｔ

正義　　24600　　＋４，６ｐｔ

正輝　　13500　　－２６，５ｐｔ

沢崎　 ⁻10300　　－６０，３ｐｔ

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予選第９戦終了時　トータルポイント

１位　小島武夫　　＋144,1

２位　前原雄大　　＋91,5

３位　荒正義　　　＋60,5

４位　土田浩翔　　－22,4

５位　沢崎誠　　　－26,0

６位　森山茂和　　－44,2

７位　金子正輝　　－95,5

８位　新津潔　　　－108,0

今シリーズ好調な滑り出しだった沢崎プロでしたが、ボロボロになってきましたねぇ～。感覚に頼った一打というのがまぁ持ち味でもあり、秀逸にハマった時は「すげええ」ってなるんですが、好調な時まで感覚頼りな選択で変なことをして状態を崩す、森山会長がよく沢崎プロの麻雀で危惧している一面が今シリーズのモンド杯で出ちゃった感じなのかな～？？・・・しらんけどｗ