「誰々くんの方が・・・」なんて比べてるうちは、それは恋じゃないよ。
面子手なんかにゃ目もくれず、大好きな七対子へ向かうのさ。
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MONDO麻雀プロリーグ 14/15 season
モンドTV
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「第11回モンド王座決定戦」 第3戦
対局者:
村上 淳 (モンド王座)
魚谷侑未 (女流モンド)
山井 弘 (モンド杯)
前原 雄大 (名人戦)
実況 : 土屋 和彦
解説 : 馬場裕一 梶本琢程
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王座決定戦 第3戦
優勝を決定つける為にもリスクの前倒しでトップ獲り麻雀で攻めてくるであろう魚谷プロ、
自身のトップが最優先、妥協点は相方がトップを取っての2着、理想は自身トップで相方とのワンツーフィニッシュ、ムッシュ&ずんたん
トップが勿論嬉しいけど、一番優先して考えるのは魚谷プロよりも上の着順 前原プロ
ここでの結果次第で最終戦の盛り上がり具合が決まるであろう大事な一戦。ある種一番の見どころとなるのがこの第3戦か!?
起家から 山井 魚谷 前原 村上
東1局 ドラ發
親番山井が表示牌の白を仕掛け、ピンズ屋さん。ダブ東もドラの發もトイツのリャンシャンテン。
北家の村上はマンズ屋さんでメンゼンでイーシャンテンに。
しかし最初にテンパイを入れたのは前原。チートイツの③p単騎でリーチ!
このリーチを受けて、ドラの發が浮いていた村上は撤退。親の仕掛け&リーチの2軒に対してイーシャンンテンでは押せないってことでしょうね。字牌のシャンポン部分が山井とモチモチ、魚谷に抑えられてる可能性の高さも考慮して。
脇が受けに回ると、字牌を鳴きたい山井は苦しい。結局ノーテンで親流れ。
前原の一人テンパイで流局となった。
続く東2局1本場も前原がリーチを掛け、一人テンパイで流局。
東3局2本場 ドラ9s 供託2
最初に仕掛けたのは山井。そこから魚谷、前原、村上と、全員に鳴きが入り、結局一番最初に仕掛けた山井の1人ノーテンで流局か?!
といったところで、直後魚谷がツモアガリ。ゴットーの3本場、供託2本付きがこの日生まれた最初にアガリ。それが魚谷をモノにする辺り、もはや「流れは魚谷」なのか!?
しかし、気にかかるのはこの3局全てに編集点があったところ。この半荘は2転3転あるような激しい戦いになるのか、それとも誰かが怒涛の連チャンで素点を叩くのか、いずれにせよ長い半荘になりそうですねぇ…ゴクリ。
東4局 ドラ⑥p
親番村上が配牌で3メンツ完成の雀頭無しリャンシャンテン。
そして先制したのも村上。何故か溜め息をついた後に、リーチと発声…。ワタシガコノメデ…(ry
メンホン一盃口のイーシャンテンだったが、くっつきのイーシャンテンでもあるのでドラの⑥pを抱え続けた魚谷。相手は親リーで、余るのはドラとはいえ、メンホンテンパイ入れば勝負するでしょう!と思っていましたが、テンパイ形はツモ⑧pによるカン⑦p待ち。さすがにこの待ちで親リー相手に追いかけリーチまではしないでしょうと、トリダマ予想。
が、魚谷プロの決断はリーチ!リーチ・イーペーコー・ドラの5200~という打点を評価して、この半荘はトップ獲りへと強く前に出るということか!? 素晴らしい
しか~し、残念ながら⑦pは山0…ピーンチ
あぁ、イーシャンテン時にドラ切ってたら、白發シャンポンになって、跳満以上のツモアガリになっていただと・・・まずい、この展開はマズイぞ・・・・・
おっと、しかし決着は村上の高目ツモアガリ(26オール)で放銃はせずに済んだ・・・が、
ともすればここで捲り合いに負けての跳満親っかぶりで7000点の失点となっていたはずが、8800点の収入と共に親番も維持。この親はヤベぇ、ガレナー的に超ヤベェぞ~
東4局1本場 ドラ⑦p
この局、先制したのはやはり村上。入り目はドラの⑦pのメンタンピン47s待ち。
このリーチ、2度受け払いで5s6s落としリーチでの47s待ち。当然読み筋には入る待ちですが、ちょっとだけ工夫してあって、場0の5sからではなく、場1の6sから払っている。
つまり親番で先制リーチ打つ為に手広くという思考は誰しも大前提としてあるとして、5566で1メンツと想定する際、単純見た目枚数で2度受け払うなら場に1枚切れている6sから切っての宣言牌5sとなっているはず。ということは、このリーチは単純な2度受け払いではなく、47sより良いリャンメン、もしくはメンツ手との天秤形から移行したチートイツ、それが本線。むしろ逆に、47sは大通しだ!!!
といった感じに相手の読みをミスリードする為に切り順を逆としたちょっとした罠が掛けられているんですねぇ~。
勿論相手は親リーチですから、行く手じゃないなら誰も切って来ないでしょうが、微妙にやんわりプッシュぐらいしたい手格好なら…的な、ほんとうに些細な罠ですが、ちょっと面白いですよね、この切り順
おっと、この親リーは1人旅になるのかと思いきや、前原が追いつき、12巡目に追いかけリーチ!7sと白のシャンポン待ち。
まだ7sが生きてるし、まさかこれを生命力の塊がツモあがってしまうのかとヒヤヒヤしましたが、無事ガレナー通り親のツモアガリ。4000オール!
やはり前局に親っかぶりルートを回避しての26オールという、状態高めるのに最高の一局が契機になるわけですねぇ~
東4局2本場 ドラ⑤p
さてと、この親番は長くなりそうだじぇ~・・・と熱い珈琲をスタンバイ。朝まで連チャンされてもいいように、準備万端!(※録画放送です。)
あれ?あれれ?おかしいですよ??この局、親がもうクマクマタイムに突入しているのかと思いきや、子方3人の手形が良い!?親だけ悪い!?なんなんだこの現象は
あ、そうか。親は瀬戸熊プロじゃなくて反オカルト思考の村上プロだから“クマクマタイム”には入らないのかw
5巡目、ムッシュ山井。【ニニ三三三四四①②③⑧67 ツモ四m】で58s待ちのテンパイ。先制リャンメンテンパイながら、ドラもない、役も付かない、微妙過ぎる入り目w そして山井はダマを選択。
が、7巡目、ツモ切りリーチ!焦れたw
同7巡目、前原。カン③p入れてのタンヤオテンパイ、25s待ち。しかしこれをリーチとはいかず、ヤミに構える。山井のツモ切りリーチの意図を測りかね、とりまタンピン変化かタンヤオドラ1の変化を待ってから追いかけリーチと行くのか、はたまた次巡か次々巡に必殺ツモ切りリーチ返し!を使うのか!?w
おっと、正解は、次巡ツモ切りリーチでした~!w
この2巡回しvs1巡回しのツモ切りリーチ対決は…
10巡目、山井のツモアガリで決着。2巡回し、強し!
~ 東場を終えての点棒状況 ~
山井19,2 魚谷19,2 前原18,4 村上43,2
南1局 ドラ北
6巡目に村上がテンパイ。役無しドラ無しのカン七m待ちで、ヤミテン。
次巡、【ニ三四六八九九九23499 ツモ③p】で長考。
リーチ打てる手への変化を求め、234の可能性を追って打八mといくのかと思いきや、この③pをツモ切り。テンパイ維持、ダマ続行を選択。
ドラの北をひいたところでイーシャンテン戻し。そしてツモ七mでのアガリを逃し。テンコシャンコな村上淳。
ということは、この半荘一番状態が良かった人間が捌きを逃したということはだ、この局誰かの本手が炸裂するということだ、ガレナー的に。(←ほんとかよw)
ほらね★ 12巡目、前原がタンピン三色高め一盃口のニ五m待ちテンパイ入ったお!手堅くヤミに構えたし、これはイケる!!!・・・はずw
ほら、山井さんが五m掴んで満貫放銃
しかし前原さんがここで7700と誤申告。そうか、前局タンヤオのリャンメンテンパイを即リーしなかったのは、Aルールと勘違いしてたのか ナイナイ
南2局 ドラ南
親番魚谷プロの仕掛けを受けて、ドラ南が切れないと判断した村上がヘッドの⑥pトイツ落としでリャンシャンテン戻し。
しかしそれが功を奏してドラの南を重ねてのチパクの三色イーシャンテン。
そこに發チャンタ三色のカン⑧p待ち聴牌の魚谷プロがドラの南をツモ切り。村上、これをスルー。同巡前原から切られた南はポン。 で、でた~w ドラの同巡2鳴き奴~wwww
完全にテンパイしてないよね、これw ドラ雀頭のリャンメン×2のイーシャンテン形からのポンでも無いよね?メンゼンタイプの村上プロなら、その形なら2枚目の南もスルーするだろうし。ということは、鳴いた後の形はヘッドレスリャンメン+愚形かヘッドレス愚形+愚形のイーシャンテンでしょうね、ドラの南を1鳴きせずと、⑥p⑥p中中っていう手出しを見るにw
つまり次の手出しまではなんでも切れると。
おっと、役無し47sテンパイを取った前原。テンパイ打牌でトータルトップ目の親番魚谷へ痛恨のゴッパー放銃。
しかしこれはまぁ仕掛けを入れてのこの最終形を早々に見据えての⑤p先切りがしっかりこの終盤に芽吹いたアガリだけに、前原プロを責めるよりは魚谷プロの打ち回しが見事だったと褒めるしかない!
南2局1本場 ドラ⑥p
編集入って、山井一人テンパイで流局。
ここにきてまだ編集が入るだと・・・。
前原プロの連チャンか、ラス親村上プロの連チャンか、それを決めた方が最終第4戦に魚谷プロとの一騎打ちとなる感じか!?
南3局2本場 ドラ一m
8巡目、魚谷 三四五五七②②③④④⑤22 ツモ七mで画面が固まったのかと心配になるほどに完全フリーズで長考を始める魚谷。
長考するにしても、よくいる右手でカチャカチャ右端の牌を触りながら考え込むよりもとてもお上品ですが、ピタっと止まり過ぎて怖いw
ここで悩むということは、この手を捌き手で済ませるというよりは、タンヤオチートイツやタンヤオ二盃口といった本手に仕上げて、この半荘のトップを狙うと。あくまでここは転んでもまだ死なないチャンスの半荘なんだという意識か!?すばらですね、すばら
と思ったらやっぱり無難に②p切るんかーい(・、 .)ノコケッ w
この局、最初にテンパイを入れたのは親番前原。13巡目に平和ドラ2の58s待ち。これがなんと3段目にして山5。即リー、即ツモ、6000オール!
このアガリで一気に前原プロがトップ目へw なんという生命力やwww
南3局3本場は前原、山井の2人テンパイで流局。これも編集ということは、まだ最後に村上プロの連チャンも残っているというのか!?
南3局4本場 ドラ3s
ピンズ屋染めの介となった魚谷、發ポン、東ポンと仕掛けて、場1の①pと白のシャンポン待ちテンパイ。高め白は山井とモチモチ先生だったわけですが、發をカカンからの①pリンシャンカイホー
しかも、カンドラ雀頭の白に乗って、リンシャン・ホニツ・發・ドラ2の跳満!!!!つええええw
やはりファイティングポーズを取り続ける姿勢が良かったんでしょうかねぇ~ええ、ええ
~ オーラスを迎えての点棒状況 ~
山井5,1 魚谷29,5 前原34,3 村上31,1
南4局 ドラ二m
1000・2000でトップの魚谷、チャンタ中ドラ1目指して仕掛けを入れる。
そんな魚谷の2副露が入る中、トップ目前原がこっそりタンピン高め一盃口のテンパイ。
おっと、中を暗刻にして、ペン三mを埋め、条件を満たすテンパイまで辿りついた魚谷。①p単騎は場に2枚飛びで地獄待ちだが、前局リンシャンから持ってきた縁起の良い牌だけに、もはや58s待ちと互角か!?(←ねーよw)
あら? だけど前原プロの高め8sを掴む魚谷プロw アヤ牌なんて無かったんや…捲り合いは結局枚数なんや…
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【結果】
前原 38200 【+48,2】
村上 31100 【+11,1】
魚谷 25600 【-14,4】
山井 5100 【-44,9】
~ 第3戦終了時のトータルポイント ~
前原+81,5 魚谷+54,4 村上-26,3 山井-109、6
この半荘ラスをひいてしまった山井は最終戦はめちゃんこ苦しい状況。
目指すは15万点ぐらいのデカトップか!?
トータル3番手の村上プロも魚谷プロと約80ポイント、前原さんとは約110ポイントの差があるだけに、こちらも結構苦しいところ。
上手く並びが出来れば必要な素点は下がるものの、それを期待するよりは思い切って自分でガツンと叩きにいく感じとなるのか!?
トータル2番手に後退した魚谷プロ。この第3戦、優勝を決めにリスクの前倒しでしっかりと闘いきった上でのこの位置ならば、全然OKといった感じか。
トップをとれば無条件でOK。
2着だった場合は前原プロが3着なら素点差7200点差以上をつける、4着なら無条件でOK。
3着だった場合は前原プロが4着での素点差17200点差以上。
そんな感じかな?
前原プロは、それらの条件を満たされなければ優勝。
ポカさえしなけりゃ、今のエネルギー値なら最終戦もトップを取って決めてしまいそうな感じはしますよねw
さてさて、第11回モンド王座の栄冠を手にするのは前原雄大か、魚谷侑未か!?
結果はまた来週 さよならさよならさよなら
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ぷり